三県合同勉強会

| コメント(0)

昨日は三県合同勉強会に行ってきました。
愛知・岐阜・三重、三県の酒蔵の後継者の勉強会です。
持ち回りで開催しているのですが、
今年は岐阜県の担当です。

集合場所である恵那駅に集まり、
最初の見学場所に向かいます。


恵那市の上矢作町にある風力発電所です。

国道から脇道に入り、
さらにセンターラインの無い細い林道に入って
山を登っていきます。

「本当にこんなところに風力発電所があるのか?」
という疑念がよぎり始めてから(笑)、
更に5分ほど車で走ると突然、異様な光景が広がります。

巨大な風車です(風力発電だから当然ですが…)


そのあまりに異様さに
「○ピュタは本当にあったんだ…」
じゃなくて^^;;;
「風力発電所は本当にあったんだ…」
とつぶやきたくなります(笑)

ちなみに柱が65m、
ブレード(羽根)が48m(または44m)
ですから、羽根が一番高いところに行くと
113mの高さがある計算になります。


次に2つめの見学先である
中津川の㈱サラダコスモに向かいます。
http://www.saladcosmo.co.jp/
ここの事務所の1Fにある
「バーバーズダイニング」で昼食

地元でとれた野菜だけを使って
地元農家の婦人会の人達に委託して、
運営しているレストランです。

手の込んだ料理ではなく、
本当にシンプルな「お袋の味」
だけどそれが逆に野菜本来の味を
引き出していて、とても美味しい

平日の13時過ぎなのに、
8割方席がうまっています、
すごい人気です。

うちも野菜作りが本格的に始まったら、
いつかはこんなお店を開いてみたいです(笑)


満腹になった食事の後、
サラダコスモの中田社長さんのお話

ここは、もやし、アルファルファ、チコリなど
スプラウトと呼ばれる、
「芽」系の野菜を作っている会社です。


↑これがチコリ、イタリアンやフレンチでみる葉っぱですね

もやし作りや農業にかける熱い想いや、
チコリを作る際に廃棄していた根部分の
有効利用から、焼酎造りに参入した経緯など
お話しいただきました。

「食後に眠くなったらどうしよう…」
などという心配は(笑)
まったくする余地も無いぐらい怒濤のお話…
本当にパワフルでブルドーザーの様な人でした(失礼!)


その後社員の方にチコリ栽培工場と焼酎蔵を
案内して戴きました。

ここ最近農業に参入する他業種ってのは
良く目にするのですが(うちもそのひとつです)
酒造業に参入する農業会社ってのは、
ここ以外にはあまり無いと思います。

従来の酒業界の枠に囚われず、
非常に面白い商売をしていました。

酒業界は本当に参入の難しい業種です。
それだけ守られていて、ぬくぬくとしていて、
危機感が乏しい業種でもあります。

本当はもっと免許を緩和して、
もっといろいろな業種から参入出来るようにするべきですし、
酒類ごとの免許の垣根(清酒、ビール、発泡酒、果実酒、焼酎、etc)
もハードルを低くして、いろいろなものを造れるようにするべきです。

いろいろな商品やサービスが広がることで、
お客さんにとってより選択肢が広がり、
ひいては酒業界の発展にもつながると思うからです。

閉ざされた業界に未来は無い
そんな事を時々思います。

変な方向に話がそれてしまいましたが、
非常に面白い勉強会でした。

岐阜醸友会の渡會君(恵那誉・女城主)
お疲れ様でした。

コメントする

2023年12月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

このブログ記事について

このページは、sekiyaが2007年9月 7日 16:42に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「農業参入法人連絡協議会 勉強会」です。

次のブログ記事は「第4回 日本酒蔵元サミット」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ