ジビエによる地産地消と鳥獣害対策を考えるシンポジウム

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少し遅くなりましたが、
先日面白そうな講演(シンポジウム)を聴くため
京都に行ってきました。

「ジビエによる地産地消と鳥獣害対策を考えるシンポジウム」(長い…^^;;)
というシンポジウムです。


「ジビエ」って何だ?という方もいらっしゃると思います。
耳慣れない言葉で、自分も知りませんでした。

ジビエとは…

…狩猟によって獲られた
野生鳥獣の肉のことです。

これを調理した物がジビエ料理と言うわけで、
フランスでは秋から冬にかけての狩猟期間中だけ
楽しむことが出来る、季節の味覚だそうです。

シンポジウムのメイン講演を
長野県茅野市でジビエを使ったレストラン
「エスポワール」を10年前から経営している
藤木オーナーシェフがつとめました。

猟師とその周りの人だけで消費されていた
猪や鹿の肉を、高級フランス料理に使い
その制度作りやそれを広めるまでの取り組みや
「信州ジビエ」としての地域ブランドの確立に関する
講演を聴きましたが、大変興味深いものでした。
レストラン・エスポワールHP

それまでは猪や鹿と言えば、農作物に悪さをするだけで、
食べると言っても、猟師の人から分けてもらうか
せいぜい特産品として
細々と売られている程度の認識だったのですが、
やり方によっては、十分
地域資産としての価値を上げることが出来ることが
出来ることを知りました。

肉としてだけでなく、その革を使った製品や

※猪の皮を使ったマスコット

第2部では実際のフレンチとワインやお酒の試食もあり、
こちらもたいへん勉強になりました。
(これが本当の目的だったりして…^^;;)

 

うちの田んぼも一部昨年猪や鹿に荒らされましたが、
有害鳥獣をただ駆除するだけでなく、
捕獲や狩猟した以上は、捨ててしまったり、
一部の人たちだけで使うのではなく
その命を食べることや骨革まで使うことで供養し^^;;;
地域振興のひとつとして活用することは
面白い取り組みだと思いました。

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このページは、sekiyaが2008年3月10日 16:50に書いたブログ記事です。

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