もと仕込

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思い出の続き


麹米が引き込まれると次はモトの掛け米である。
室に引き込まれていたホースが巻かれる。結構重い上に直径1.5Mくらいの円になるので扱いにくい。
それを室の前にぐいっと押し込むと今度は室の二階に続くホースに連結する。
連結するといっても塩ビ管と切った物にはめゴムを巻いて紐で縛るのである。

余談だが新潟の人はヒモの事をヒボと言う。これが面白い。
ロープのことをロップと言う。これも面白い。


室の二階はモト場である。こんな急勾配をエアーの力で上げるのは無理かと思ったが意外と上がっていくのである。
これも冷え過ぎてはいけないのでネットスピード最速で送る。
モト場の窓から先輩が必死に櫂(混ぜる棒)で突っついている。辛そうだ。

蒸し米をモトの分だけ送ると今度はホースを仕込み蔵に続くホースに連結する。
朝、頭さんが準備していた物であるがこのホースが重くて持ちにい。

私は放冷機の入り口で何をしていいのか解らず突っ立っている。
かんしゃく持ちの釜屋はでっかい連続蒸米機の底を開くバルブをせっかちに回している。続く   荒川

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このページは、ginjohkoubouが2007年10月31日 13:10に書いたブログ記事です。

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