企業の農業参入促進のための研修・相談会

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昨日・一昨日と名古屋に行っていました。
ひとつは愛知ブランド関係のセミナー、
もうひとつはタイトルにある
「企業の農業参入促進のための研修・相談会」(長い…^^;;;)
に参加するためです。

今回参加したのは事例発表を頼まれたからです。


(写真は他団体の発表です)

まだまだ自分たちの思っているような品質の米も出来ていませんし、
人前でうち程度の規模の話をするのも僭越かなとは思ったのですが^^;;
少しでも農業参入をする会社やNPO団体が増えれば良いなと思い、
農業における収支決算書や今後の投資予定、事業の計画なども
包み隠さず(笑)話してきました。


相談会でも、行政の人から質問があったので、
農政や、農業を取り巻く既得権を持った団体(回りくどいか?^^;;)
の問題点を感じたままにお伝えしてきました。


あくまでも私見ですが、
何にしても、このままでは日本の農業は立ち行かなくなります。

立ち行かなくなったときに、ただでさえ、
食糧自給率38%という先進国中最低の自給率は
ますます下がります。

自給率38%ということは簡単に言えば、
もしなんらかの事情があって、
外国が日本に食糧を売ってくれなくなったときに
約2/3の人が飢え死にするか、
国民1人の食べる量が約1/3になると言うことです。


これは非常に怖いことだと思います。
最近輸入される食べ物の「安全性」が取りざたされていますが、
安全どころか、食べる物そのものが無くなる事態も考えられます。


そうは言っても
関谷醸造が解消できる遊休農地はせいぜい数haでしょう、
自給率で計算したら0.0000何%になるかどうか?
といったところです(笑)

でも日本中の食品に関わる会社や団体が
数haずつでも農地を守っていったら、
自給率は100%とは行かないかも知れませんが、
7~80%にはなるでしょう。

廃棄される食べ物の問題も一緒に考えれば、
もう数%ぐらいは何とかなるかも知れません^^;;;


真面目に農業に取り組む人が報われないから、
農業からみんな離れていってしまう、
真面目に農業に取り組む人が、
正当に評価されるような制度や仕組みができるよう、
行政も、関係団体も、我々消費者も考えるべきだと思います。

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このページは、sekiyaが2007年8月 2日 17:07に書いたブログ記事です。

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